私の答えは、もちろん”リスペクトできる人”一択です。
理由は、その方が自分もみんなも気分が良くなる。からです。
それに、ストリートピアノの場というのは、色々な方の協力があってからこそできている空間なので、ありがたいな(リスペクトしている)って思います。
この記事を読む多くの演奏者の方はきっと”リスペクトできる人”だと思います。
なぜこのような記事を書いたかというと、先日ラ・フォル・ジュルネ2025のストリートピアノに行った時に残念な人を見てしまったからです。
どのような人かというと、ピアノの演奏列に並んでいた時にスタッフの方に横柄な態度を取る女性がいました。
いい場所でいいピアノだったのにそれが本当残念でした。
どのような態度だったのか?

お店の店員さんなどにため口で人を下に見ているような感じで質問したりする人を想像していただければわかりやすいかと思います。
話を戻すと、そのストピスポットでは”観客席を案内する人”と”ピアノを演奏する人”の誘導する係りスタッフの方がいました。
私の後ろに並んだ方がその横柄な方だったのですが、バイオリンとセッションする方だったようでバイオリンも一緒に弾けるかどうかの確認をしていたところ、係りの人はすぐ答えられず一旦確認をしようとしていました。
すかさずその方が「そこに書いてあるでしょ」と注意事項を指して語気強めに言っており、もっと言い方なかったのかな~と思いました。
係りの人が一旦確認をすることだって大事なことですし、語気を強めに言ったところで互いに気分が悪くなるだけ。
何もメリットがないと思うんですけどその方はなんかイライラした様子でした。
これはストリートピアノに限った話ではなく、店員などの人にため口で話す人が私は苦手です。
「えっ?そんなことで?」って思うかもしれませんが、その人の性格が詰まっていると考えるからです。
ため口の中には、横柄と気さく(フレンドリー)の2つに分かれると思っています。
後者は人との間にあるハードルを下げるためという思惑があるかと思いますが、前者は「自分よりも下に見る」という決定的な違いがあります。
その女性はまさに後者の方でした。
なので、正直気分があまりいいものではありませんでした。
ストリートピアノの場合、注意すべきか困る

注意すればいいのでは?と思われる方もいるかと思いますが、注意するにあたり問題が2つあります。
1つは注意した後、まず非を認めて素直に謝れる人って少ないと思います。
人にリスペクトできない人って、そもそも会話できない人の確立が極めて高い傾向があり、言い合いになる可能性があります。
これは労力も使うし、気分が台無しになります。(気分はもう台無しになっていますが…)
2つ目が厄介で、何か問題があると、ピアノ設置の取りやめが容易であることです。
(設置していたピアノをどうするのかなどの問題はありますが、設置を続けるよりもはるかに辞めた方が楽だと思います。)
想像してみるとわかると思いますが、今回のケースのように、注意したことによってケンカしたとするとイベントどころではなくなります。
そして、その責任の所在の行きつく先が運営側になります。
トラブルになるのであれば、ストリートピアノは辞めよう。
その結果、中止もしくは撤去以外の方法取りづらくなる。
これが注意して問題を起こしたときのリスクです。
なので、注意すべきか困るのです。
今回のケースは、もしかしたらうまく立ち回る事できたのかな?と思う点もありますが、その後のリスクを考えるとその場では耐え、あとで愚痴ってしまうという感じになってしまいます。
しかし根本的な解決にはなっていないので、もやもやは残ってしまいますね。
あとがき
こういった記事を書くと「リスペクトしないといけないのか?」って言う人が出てくるんですけど、「しなきゃいけない」わけではもちろんありません。
強制するべきものではないからです。
しかし、ストリートピアノの場は自分ひとりでできている場ではなく、ギャラリー、運営、演奏者の3者いて成り立っている空間(ギャラリーがいないケースもありますが…)だと私は思っています。
誰かがイベント(企画)する人がいて、賛同する人がいる。
その中に実働部隊がいて形になります。
誰かの時間とお金などを使って実現した空間をそれも、自分ができないことをやっている人がいるということは”ありがたいな”って思う以外ないと思います。
それがここで言う「リスペクト」であるというだけです。
この記事は、半分愚痴みたいなものですが、半分はいい演奏者の方が増えたらいいなって思ったので書きました。
音楽は演奏する人も聴いてくれる人もその曲がわからなくてもなんかいい!と思ったりすることのできる共通言語のようなものだと思っています。
でもそれは感情の部分なので、一人の行動によって簡単に壊れてしまう可能性があるので、私はリスペクトできる人になれるよう心がけています。
スキルの上手な演奏者だけではなく、人間的にもかっこいい演奏者の方が増えてくるともっとストリートピアノの場はよくなると思います。
次回は?
次回の新着記事はしばらくないと思います。
楽しみにしている方はすみません💦(6月のストピ記事かも)
期間限定の方は不定期で更新していきます。
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