今回は練習ではうまく弾けるのに、ストリートピアノだと緊張して演奏がうまくできない!という方向けの記事です。
私はストリートピアノ巡りをして、もう2年目に突入しますが未だに緊張をします。
しかし、始めたての頃に比べるとストリートピアノで演奏することができるようになってきており大分ましになってきています。
その際、緊張をほぐす方法を色々と試してきましたが、これは効果があるというものと効果がなかったものを分けて掲載してみます。
私の感想になりますので、もしかしたら私が効果なかったものは他の人には効果のあるものかもしれませんが、色々と挑戦してみてください。
緊張をほぐすのに効果があったもの
そもそも私が緊張するシチューエーションは「人に見られている」というところになるのですが、今回の緊張克服は「人に見られることに対しての緊張」対策です。
- 練習で本番の雰囲気を想像しながら演奏する
- 演奏する前に一呼吸入れる(深呼吸)
- 演奏前にピアノを鳴らしてみる
- 自分のために演奏するのではなく、誰か聞いてくれる人のために演奏する
- 自分を鼓舞する(ほめる・開き直る)
練習で本番の雰囲気を想像しながら演奏する
Youtuberのはらみちゃんさんが何かのバラエティ番組で言っていたもので、これは実際に試してみて一番効果があると感じたものです。
自身の経験にない事に関しては緊張しやすい環境で、ストリートピアノの場合ほとんど初見になることが多いと思うので毎度緊張しているのだと思います。
ストリートピアノは初見になるので毎回緊張するのですが、私はストリートピアノスポットのパターンを以下の3つに分けるようにしています。
分けるようにすることで、似たような場所で演奏した(経験がある)と錯覚させるようにしています。
- ストリートピアノがセンターにあり、観客が囲うようなストリートピアノ
- ステージのような場所にあり、ひと際目立つストリートピアノ
- 壁側を向いてひとりしっとりと演奏するストリートピアノ
練習する時は「今日はこのストピスポットで…」と過去行ったことのある場所を想像しながらピアノの練習をしています。
これを取り入れるようになってからは緊張はするものの、大分演奏しやすくなっている感覚があります。
私は新しく演奏できるようになった曲はいきなり、目立つようなストリートピアノスポットでは演奏せず、人通りが少ないストリートピアノスポット(初心者でも弾きやすい場所)で弾いて、徐々に人通りが多い場所へとステップアップしています。
初級・中級・上級とまとめている記事があるので、よろしければご覧ください。
演奏する直前に一呼吸入れる(深呼吸)
効果があった2つ目の作法ですが、弾き始める前に深呼吸をするようにしています。
それも口からではなく、鼻から呼吸をするようにしています。
これはたまたまyoutubeで流れてきた居合の動画を見て、集中するために呼吸を整えることをしていて、それを取り入れてみました。
最初の頃は、座ってから弾き始めまで30秒以内には演奏しておりました。
また急いで弾き始めるせいか、ピアノを演奏する際のスピードも焦った演奏になっていたのですが、そのあたりも改善された演奏になってきており、これも効果があったと感じます。
演奏前にピアノを鳴らしてみる(試弾)
これも自分自身の演奏リズムを整える目的と、失敗しないように予めピアノの状態を把握する役目があります。
ピアノによって全然鍵盤のかたさや音なども全然違い前回、グリッサンドができず恥ずかしい思いをしたという記事を書きましたが失敗すると演奏中に失敗した箇所を引きずり、次の失敗を生み出す可能性があるので、事前にピアノの状態を回避するように心がけています。
自分のために演奏するのではなく、誰か聞いてくれる人のために演奏する
何かの本で読んだのですが、演奏する際は自分のために演奏するのではなく、誰か聞いてくれる人(かもしれない人)のために演奏するということが書いてあったのですが、これも効果的でした。
どういう事かといいますと、緊張する理由の一つに「うまく演奏したい」、「ミスすると恥ずかしい」といった自分をよく見せたいと思う事でより緊張してします。
なので、「観覧者・通行人と少しでも演奏を聴けてよかったと思ってもらうように一生懸命演奏する」というマインドに切り替えることで、「失敗を恐れる」緊張を緩和することができます。
私は最初の頃、ミスしないようにミスしないようにと思いながら演奏していて、結果ミスするということを繰り返していました。
自分中心の視点で演奏するのではなく、自分以外の人に焦点を当てた演奏をすることで、いつも以上に緊張する気持ちを抑え楽に演奏できるようになっていきました。
自分を鼓舞する(ほめる・開き直る)
最後は自分の気持ちを高めるです。
ストリートピアノの場はそれぞれのスポットには独特のプレッシャーがあります。
上級クラスのストピスポットは場所の雰囲気を見ただけで足がすくんでしまうほどです。
その場にに立てる自分に「ここまでこれた自分すごい!」とその場にいる自分を褒めて、モチベーションと高めることです。
そして、ここまでやってダメだったらまた挑戦すればいいと開き直ることです。
緊張をほぐすのに効果がなかったもの
これからご紹介するのは自分には効果がなかったものです。
- 人の字を手に書く(おまじない)
- スマホを操作し気分を紛らわす
- 音楽を聴く
人の字を手に書いて飲む
いわゆるおまじないのようなものです。
これに関してはびっくりするほど私には全然効果がありませんでした。
緊張に対する意識をそらすといったものに当たると思うのですが、演奏する時が迫ってくるにつれ意識してしまいますので効果は感じませんでした。
スマホを操作し気分を紛らわす
気分は全然まぎれません。
順番待ちしている時には一見スマートフォンの操作は役立つと思うのですが、スマートフォンを見ていいても集中できず、逆にイライラしてしまうので、私はやめました。
音楽を聴く
これもスマホ操作と同様で気分を紛らわすことが全くできません。
最初の頃、自分の演奏する原曲を聴いていたのですが、緊張と集中が全然できなくてやめました。
前に演奏している人がいるのであれば、その人の演奏を聴く方が気持ちは紛れますし、参考になる部分などもあるので、他の人の演奏を聴くようにするのは個人的にはおすすめです。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は演奏する際の緊張にフォーカスをしてみました。
私は「その環境を知ること」、「呼吸を整えること」、「自分のモチベーションを高める事」この3つを重要視するようにしていて、大分色々なストリートピアノスポットで演奏ができるようになってきました。
努力しているからこそ、緊張するのであってうまく共存していけたらいいと思いますね。
他にも効果があったものがありましたらまたご紹介したと思います。
- 練習で本番の雰囲気を想像しながら演奏する
- 演奏する前に一呼吸入れる(深呼吸)
- 演奏前にピアノを鳴らしてみる
- 自分のために演奏するのではなく、誰か聞いてくれる人のために演奏する
- 自分を鼓舞する(ほめる・開き直る)
ぜひ自分に合った緊張を解く方法を見つけてみてください。
コメント
私の場合、ほぼ他力本願ですが、まず、誰でも弾けそうな曲、猫踏んじゃった(ちなみに私は弾けません(涙))が聞こえたら、すかさずその後を確保することがあります。また、「ピアノ、弾かれますか?」と声掛けられた時は自然と開き直りました。また、上記の猫踏んじゃったに近いネタで小さなお子様等の演奏で、ミスタッチ時の音色が聞こえてしまった瞬間の後を確保したこともあります(月曜から夜ふかしで積雪により、足元が滑ってしまった仲間達が他の滑ってしまった人を仲間入りさせる様な感覚です)。
ミキティさん
コメントありがとうございます♪
ストリートピアノは自分が演奏する前の人がとてつもなく上手な人だと本当に演奏しづらいですよねw
私も最初の頃は様子を見て、演奏していました。
今は、1日にいかに多くストリートピアノスポットを巡るかの方が私にとって重要なポイントなので、前後に上手な人がいようがいまいが、最近はあまり気にならなくなりましたよ^^
(月曜から夜ふかしで積雪により、足元が滑ってしまった仲間達が他の滑ってしまった人を仲間入りさせる様な感覚です)。
→この回私みたことあるやつだと思います。
その回、見ましたか?でもその後に天罰?でしたよね?あと、このテーマの本題ですが、私が自主的にする行為は、そのピアノの開放時刻の1番手を確保するぐらいです。日頃の出勤時間に自宅を出発したら、どのピアノの開放時刻になるか?も加味してピアノ選びしています(もちろん、ピアノ購入の為のピアノ選びでは、ありません(笑))。
ミキティさん
〉その回、見ましたか?でもその後に天罰?でしたよね?
その後の天罰はちょっと覚えていないです(;^_^A
〉そのピアノの開放時刻の1番手を確保するぐらいです。
そうなのですね。
やはり1番手を狙うんですね!
中々の勇者だと思います。
私は1番手苦手なので^^