先日、最後に(撤去される)所沢駅のストリートピアノを弾いてきました。
初めて訪れた埼玉県のストピスポット(その時は修理中で弾けませんでしたが)だったので、そんなピアノが撤去されてしまうのは残念な気持ちでしたね。
そんな中最後の最後までマナーが気になる方達がいました。
なんだかな~って感じですね。
今回は所沢駅のストピ撤去について個人的な見解を綴っていきます。
所沢駅のように撤去が増えないように。いい演奏者が増えるように!
所沢駅のピアノ撤去理由
グランエミオ所沢様との協議の結果、残念ながら7月7日(日曜)をもって期間満了を迎え、終了する運びになりました。
参考情報はこちら
別の記事(今はその記事元が見つけられていないのです)では、ストリートピアノを良しとする意見もあるが、よしとしない意見もあったというようなことが書かれている箇所がありました。
所沢駅で見たマナーの悪さ
所沢駅のストリートピアノについて驚いたのは待ちの人数です。
平日にも関わらず15人待ちの約1時間半待ちの人気で、すごく愛されていたストリートピアノだったんだなと思いました。
しかし、一部の団体のマナーの悪さはとても気になりました。
特に気になったのが2点。
1つ目は1人5分というルールの中、2~3曲も演奏し5分をはるかに超えた演奏をする
2つ目はカメラの三脚の入った袋を植栽の上に置く
(植栽という表現で正しいのかはわかりませんが、伝ってくれればOKです。)
2つ目の植栽の補足になりますが、所沢駅のピアノの後ろにひまわりなどの植栽がきれいに施されているのですが、その植栽の上に三脚の袋が上に乗った状態になっていました。
この2つは別の人ですが、大人の方です。
2~3曲演奏し5分を超えて演奏する方は複数いたと思います。
撤去の理由はこういったことの積み重ねなのではないかと感じました。
「団体」と書きましたが、実態のある組織かどうかはわかりません。
ただお互い知っている人達だったようですが…
ピアノのスキルは高い方達だったからこそ、尚更マナーの悪さが浮き彫りになっていたと思います。
元イベント運営担当だった私の考え
イベントとストリートピアノは違うと思う方もいるかもしれませんが、私は似ている部分があると思っています。
似ているポイントは「実施したい」と思ってから「実際に実施する」までのやり取りなどは似ていると考えています。
このブログでも何回か書いた事がありますが、以前小さな町のハンドメイド系のイベント運営をしていたことがあります。
イベントの企画を考える所から携わっていました。
(会社の倒産で辞めざる負えなくなりましたが…)
イベントの運営しているとイベント自体に愛着が沸いてきます。
なので、所沢駅のストリートピアノの運営担当者もピアノを恐らく残したかったのではないかと想像します。
所沢駅のピアノは人気もあったことを踏まえると継続するのが定石だと思います。
それでもやめる理由は、「お金の問題」か「実害が出た」もしくはその両方になるかと思います。
お金なら集め方は色々と方法があると思いますが、それをされていなかった点を鑑みると「実害があった」のかなと推測します。
撤去されるストリートピアノを増やさないために
まずルールを読む。
そして守る。
今回、演奏待機の人の中には学生や子どもいました。
学生や子どもの方がしっかりと守っていましたよ。
当たり前なんですけどね。
当たり前の事ができない大人たちで、申し訳ないなって思います。
ストリートピアノのマナーの悪い人達にとっては、ストリートピアノはたくさんある内の1つかもしれませんがその1つを生み出すのに0から1を作るのって本当に大変なことです。
ストリートピアノを設置するのだって、誰かが企画し・多くの課題も一つずつ解消して今があるんだと思います。
中にはクラウドファンディングをしてようやく設置にありつけている所もあります。
その場所でピアノが弾けることってすごく恵まれている事だって言う事をどこか片隅でもいいので覚えていてほしいと思います。
あとがき
正直この記事を書くか迷いました。
というのも、注意できていない点で私も同罪というかダメだなと思っていました。
(注意できなかった理由は、相手を怒らせたことのある前例と場の空気を濁したくないというのもありったためです)
最後は聴く人も演奏する人も運営側もいい思い出として残ってほしいなという思いで書きました。
残り2日。
素敵な演奏者であふれることを願っています。
コメント
それに、ピアノは高価な楽器でお子様のお小遣いでは、買えないレベルであるからこそストリートピアノでピアノを楽しむお子様もいるから、撤去がとてももったいないし、一部のマナーの悪さが、そのお子様達の人権を奪っている、と思っていた時期もあります。
ミキティさん
コメントありがとうございます♪
私も撤去は残念だと思いますが、それは演奏者側の視点に立っているからだと思います。
演奏する側だからこそ感じれられるメリットがあります。
私自身が演奏者でない視点に立って考えてみましたが、撤去されようがされまいがどちらでも良いと思います。
ストリートピアノとストリートミュージシャンは似ていると思うので例えると、私はストリートミュージシャンが「うるさいな」って思ったことはないし、誰かのカバーを歌っていれば「懐かしい」と思ったりすることもあります。
もし自分がストリートミュージシャン反対派になるとしたら、「演奏してはいけない場所・時間帯で演奏している・使用後の原状復帰されていない」など
ですかね。
要はマナーなんだと思います。
ストリートピアノも同じことを言われているんだと思います。
運営側も色々と見てきたと思います。
所沢駅は約3年続いている点を見ると、ストリートピアノは肯定的だたはず。
ルールを守らないやマナーの悪い演奏者が増えてきて見方が変わったんだと推測します。
そう言えば、海外では、ストピが撤去された、という情報がありませんよね。こう考えてみると、一部の人とはいえ、海外より日本人がルーズだと感じてしまいます。
ミキティさん
確かに聞かないのですが、検索しても大抵日本の情報しか出てこないので本当の所、私は海外のストピ事情を知らないんですよね
ストリートピアノって自分のために演奏している面もありますが、割合的には誰かのために演奏することの方が多いと思うんですよね。
となると、周りの事も考えて演奏するっていうのは大事だと私は思います。
なんにしても、演奏したい気持ちもわかります。
でもそれはみんな同じで子どもも見ているしルールは守りましょうっていう事なんですけどね~
もちろん、海外の人をおもてなし(東京オリンピックの時の流行語)しているので、マナーのお手本の日本代表の意識を私をはじめ、皆さんも持って欲しい、と思っています。
ミキティさん
海外の方からも日本人のマナーを評価していただくシーンがたくさんありますが、そういう所も含めて大切にしていきたいですよね。
マナーの問題というよりは音の問題でしょうね。
所沢市議会を傍聴されていた方のtwitterへの投稿によると、
所沢駅前のストリートピアノの 終了についての市議さんの質問の回答では
「音楽を全ての人が心地よいとはならず、苦情も多かったようです。」
結果として、所沢市の広報をみると、グランエミオ所沢さんのご好意で無料で
置いて頂いていてボランティア運営を続けていたものの、苦情も多く(騒音の実害)
運営を止めたという事になるのでしょう。
最終日の様子はYocchan @奏でさんがpdfファイルの形で配布してくださっています。
奏で第22号、ダウンロード期限は7月22日
https://t.co/ZqvKwTEvYL
管理人さんがいう団体というのはおそらく何らかのピアノサークルでしょうが、
個人も含めて問題者はいるわけで。
正直、マナーが良いから苦情がこないというわけでもないでしょうし人のなるべく
少ないかいない時以外は演奏すること自体に常に危険な面があるという事です。
ピアノの音自体が問題になっているので撤去は免れたものの徹底的に消音されて
しまったストリートピアノも少なくありません。
状態最悪のピアノで撮影不可ならyoutuberはもちろん常連さんもまずつきません。
管理の行き届いた良質なピアノでギャラリーも多い愛されたピアノ。(苦情も多い)
撤去を免れたとしても、究極の消音ピアノにされたのではないでしょうか。
演奏者も音が聞き取り辛くギャラリーは聞き取れない消音ストリートピアノ。
加古川の件以来、関西では人通りの多いピアノは消音傾向が進んでいます。
(撤去よりはましともいえますが)関東はどうでしょうか。
kansai さん
コメントありがとうございます。
またPDFファイルもありがとうございました。
最終日は2時間待ちというテーマパークのようですね。
〉関西では人通りの多いピアノは消音傾向が進んでいます。
私の感覚ですが、関東の方は消音ピアノの傾向にはなっていないと思います。
ただ設置するスポットによって、消音にしているような感じはあります。
(響くような場所や落ち着いた空間では消音対策しているというような印象です。)
〉正直、マナーが良いから苦情がこないというわけでもないでしょうし人のなるべく
〉少ないかいない時以外は演奏すること自体に常に危険な面があるという事です。
おっしゃる通りです。
マナーが良くても、苦情を言う人はいなくならないと思います。
人は一人一人育った環境や文化などが違いますし、そもそもストリートピアノが嫌い、Youtuberが嫌いという人もいると思います。
これは楽器のみならず、スポーツや日常生活など様々な問題とする人は必ずいます。
ではなぜ今回「マナーの記事を書いたのか」という点ですが、3つあります。
1つは「演奏者自身で変えられる」という点です。
先ほどのそもそも音に苦情を言う方に対し、ストリートピアノを好きになってもらう事ってかなり難しい事だと思います。
しかし、マナーを守らない演奏者がマナーを守るようになるのは比較的簡単な事です。
2つめは「ストリートピアノの存続は最終的に運営側の判断」です。
ストリートピアノを設置する段階で騒音の問題があることはわかっていると思います。
しかし音に対する対策は、期間限定にするや消音対策とさまざまありますが今回撤去でした。
約3年も続けてきたことを辞めるという事は「音の苦情」だけではないと思われます。
3つめは、「他のストリートピアノでも同様の事が起こってほしくない」
私はストリートピアノが存続するには「運営・観客・演奏者」の3つのバランスで成り立っていると思っています。
マナーの悪い人達は所沢駅のピアノがなくなったら別のスポットに移動するだけです。
結果その場所でもストリートピアノが悪い印象になり撤去されるということはなってほしくないなという気持ちです。
ストリートピアノの設置にはいい面も悪い面もあります。
個人的にはストリートピアノ好きですし(kansaiさんもストリートピアノ好きだとお見受けします。)、色々な場所に訪れ知る機会になっているので、続いてほしいと思っています。
今回どうしても、一部のマナー悪い人が目立ったので記事を書きました。
所沢のピアノを弾きに来る人達の民度の問題かもしれませんが行列が出来るストピで忍耐強く順番待ちする演奏希望者って個人的に全く理解出来ないです。自分の場合はせいぜい待ちが一人の場合は我慢します。もし演奏が長かったら一人でも待ちません。都内なら多数ストピがあるので他へ移動します。そこも混んでたらまた他へと。
それとやはりひっきりなしに演奏者が来るストピはやはり物理的に周りに迷惑になると思います。何分弾いたらクワイアットタイムを取り入れてる所はそれに配慮しているからだと思います。
特に感じるのは音量ですね。クラシックの人って何であんなにやかましく弾くのでしょう?ピアノ教室でそう教わっているのでしょうか?大ホールで最後尾の客席まで聞こえるような弾き方はいらないでしょう。ストピは至近距離に他人がいますし別にピアノの演奏を聴きにきている訳じゃないのが普通だと思います。自分は他人がが居るところではラウンジピアノ演奏すべきと考えてます。だからおしゃれな感じのポップスやジャズを弾くのが当然と思っていますが技術レベルに関係なくそのような演奏者に遭遇したことが一度もありません。ピアノバーのような感じの選曲をすればそんなに不快に感じる人は少ないでしょうしどんな曲でもやかましく弾くのは野暮としか思えません。すぐそばに人がいるんだから難聴でなければちゃんと聞こえますよ。
どこでも消音措置が取られるケースが増えているようですけど演奏者とすればリピはないというのが通常だと思います。異常な猛暑のためまともにストピで演奏するのが困難のため最近弾きに行く事がありませんが自分としては元通りレンタルルームでピアノを演奏するのがベストかな。ストピのように短時間で終わりじゃないですし予約制で順番待ちは不要、外部からの防音や残響も考慮している事もあるしエアコン付きが最高ですから。
白柳 徹王さん
コメントありがとうございます。
「ピアノの列に並ぶ」というのは面白い光景ではありますね。
私もそのピアノの列に並ぶ側の人間なので、私個人の考えをお伝えさせていただきますね。
私の場合は「コレクション」というか、ストリートピアノを巡る事が目的となっています。
例えば、寺院などの御朱印帳などを集めている人と似ていると思います。
そのためコンプリートするためには並ぶ必要があるのです。
今回所沢駅のピアノでしたので、この所沢駅は撤去されるので「最後に弾いておこう」ということで集まったと思います。
きっとストリートピアノになんらかの思い出のある方が並んだのだと思います。
ストリートピアノに並ぶ理由は、「そのピアノでなくてはいけないのか」「他のピアノでもいいのか」によって選択が変わってくるのだと考えます。
私の場合は前者になりますので、そういった捉え方の違いだと思います。
〉それとやはりひっきりなしに演奏者が来るストピはやはり物理的に周りに迷惑になると思います。
確かに物理的に迷惑になるケースもあると思います。
通路の確保などが難しかったりする所に設置されている所もありますし、白柳 徹王さんのおっしゃるようにクワイアットタイムを導入するのも一つの方法でしょう。
試行錯誤を繰り返して試していけばよりよくなっていくと思います。
〉特に感じるのは音量ですね。クラシックの人って何であんなにやかましく弾くのでしょう?
私はそういった場面には出会った事ないのでわからないところですが、以前クラッシックを演奏する方にお話を聞いたことがあります。
クラッシックは楽譜に如何に忠実に音で再現できるのかというのがあるようです。
自宅で演奏するピアノとストリートピアノは音が異なることがほとんどなので、弾きづらさがあるようです。
もう一つおっしゃっていたのはそんな弾きづらさがあってもストリートピアノは楽しく、またストリートピアノに合わせた弾き方をするのも音楽の幅が広がる良い機会になっているそうです。
ストリートピアノを弾いている人の多くはプロでない方ばかりです。
弾き方も周りに配慮するまで至らない方が多いのかもしれませんね。
緊張で身体が硬くなったりしますし、消音対策で思った音が出ないと強く弾いたりするケースなどそういった障害が関係しているのかもしれません。
〉おしゃれな感じのポップスやジャズを弾くのが当然と思っていますが技術レベルに関係なくそのような演奏者に遭遇したことが一度もありません。
ポップスやジャズはいいですよね。
とてもおしゃれだと思います。
私もジャズを演奏する方はほとんどお見掛けしませんが、でもいないかこそいいのだと思います。
これがジャズ10人中8人弾くというとなると、話が変わってきます。
要は割合の問題で、今ジャズを演奏されている白柳 徹王さんはストピ演奏者の中では希少でストリートピアノの曲の雰囲気を変える力を持っているのだと思います。
なので、ジャズを演奏する人がいない事はメリットかもしれませんよ^^