初めてのストリートピアノ♪ ~ 押さえておきたい基本ルール ~

初心者向け
yukimi
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今回はストリートピアノを挑戦したい!そんな方に向けた記事を書きたいと思います。
私自身、1年前にストリートピアノに出会ってストリートピアノ巡りをするほどにまではまりました。

ストリートピアノスポットはSNSで見つけることができますが、一番最初の事が書いてある記事ってないんですよね。私自身もストリートピアノがどういうシステムになっているのかよくわからなかったですし、最初の頃は誰も弾いていない時を見計らって弾いていました。

ということで、ストリートピアノを弾く上で押さえておきたい基本ルールとして、「必ずやるべきこと」・「やってはいけないこと」・「やらない方がいいこと」の3つについて書きたいと思います。

ここで記載することは、個人的に思っていることになりますので、参考になりましたら嬉しいです。

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必ずやるべきこと

  • ルール読む
  • ルールを守る

当たり前と思うかもしれませんが、実は守れていない人も一部います。
その結果、ストリートピアノが撤去されることにつながったりもしますので、ストリートピアノを演奏する上ではとても重要です。

ストリートピアノの多くは、ストリートピアノと一緒にルールが掲載されています。
下図は香川県にある「ことでん瓦町駅」にあるストリートピアノの注意事項です。

注意事項イメージ
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注意事項として書いてあるのは主に以下のことです。

  • 演奏可能時間
  • 一人当たりの演奏時間
  • 他楽器・合唱とのセッション
  • 営利目的禁止とSNS
  • 動画・写真撮影
  • コロナウイルス対策
  • 中止となる場合がある旨
  • その他

ここからは少し細かく見ていきます。

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演奏可能時間

これはほとんどのストリートピアノの場所で設けられています。
「8:00~20:00まで」などです。
中には平日と休日とで時間が違う所や平日限定の所・休日限定の所などもあります。

演奏日が不定期で1か月に1回などという所もあるので、そういう所は公式サイトを確認することをおすすめします。(神奈川県大さん橋国際客船ターミナルや埼玉県のプラザイースト等)

一人当たりの演奏時間

これも多くのストリートピアノのルールに記載されています。
「1人5分まで」や「1人1曲まで」などです。

基準として砂時計やタイマーが設置されている所もありますので、それらが設置されていましたらそれらを使用します。

他楽器・合唱とのセッション

基本的にはストリートピアノのみの演奏の所がほとんどです。
ピアノの連弾も禁止されているところもあります。

一部、中には他楽器とのセッションがOKの所もあります。

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営利目的禁止・SNS

イベントのチラシ配布や投げ銭などを金銭の享受の禁止されていることがほとんどです。

SNSでの事前告知なども禁止されている所が多くありますので、注意が必要です。

動画・写真撮影

ストリートピアノに光が当たったのも、Youtuberの人たちの存在が大きくあると思います。

撮影に関しては、特に動画で自分以外の周りの人を撮影することを禁止すること、もしくはぼかす等の配慮する旨が記載されています。

また三脚を立てることを禁止している所もあるので、動画を撮影される際は注意が必要です。

今は個人情報保護の観点がデリケートな部分でもありますので、他の人が入り込まないような撮影を心がけると良いです。

コロナウイルス対策

コロナウイルスは落ち着いてきましたが、今でも消毒・マスク着用を義務付けている所があります。
なので、マスクと消毒は持ち歩いておくといいです。

手指の消毒はしてからすぐ鍵盤をさわるのではなく、乾いてから演奏するようにしましょう(鍵盤が傷んでしまうため)

アルコールシートで鍵盤をふかないも同じ理由です。

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中止となる場合がある旨

イベント等があり、ストリートピアノが弾けない旨。
迷惑な演奏の場合、中止を求められる旨の記載があります。

意外に多いのがイベント日と重なりストリートピアノが弾けないことがあります。
なので、事前に公式のホームページ、SNSで下調べしておくといいです。

ストピJAPANでは公式サイト・SNSのリンクも掲載していますのでご覧ください

その他

注意事項の中には、演奏する曲について、動きの速い演奏の禁止や、落ち着いた曲などを希望する旨がある場合があります。

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注意事項は多くのストリートピアノに設置されていますが、「数行のもの」から「かなり詳しく書かれているもの」まであります。
でも、基本的にどのストリートピアノも同じで他人のことを少し意識するモラルが大切です。

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やってはいけないこと

  • ピアノの上にものを置く
  • 乱暴に弾く
  • 飲食しながら弾く
  • お酒にも自分にも酔って演奏する

ありえないと思うんですけど、実際にいます。

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この場所は荷物を置く場所がないのですが、多くの演奏者はリュックを背負ったまま弾きます。
このような演奏者ほとんど見かけることがないのですが、このような一部の人の影響でストリートピアノのイメージが悪くなったり、ストリートピアノが撤去される要因になるので、真似をしないようにしてください。

ストリートピアノは「音楽を身近に感じてほしい」だったり、「廃校になった小学校から譲り受けたもの」など廃棄予定だったピアノを再利用するなど願いや思いが込められています。

ストリートピアノは辞めることよりも続けることがとても大変です。
調律は必要ですし、継続していくにもお金がかかります。
それでも無料で弾ける場所があるのは色々な人達のお陰で演奏できる環境があります。

この辺を知った上で演奏していただける演奏者が増えると嬉しいです♪

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やらない方がいいこと

  • ルールがOKだからと言って、延々と弾き続けない
  • 同じ曲を延々と弾く(練習する)

ルールがOKだからと言って、延々と弾き続けない

ルールに次に並んでいる人がいない場合は連続して弾く事ができるといった旨が書いてある時があります。
これを悪用して、ずっと弾き続ける人がいます。

1年間ストリートピアノを弾く事も他の人が弾くところも見てきましたが、正直かっこ悪いと思います。
上手であればいいかっていうとそうではなくて、上手な人も多くても3曲(15分)が限界かなと個人的に思います。

もう一つ、ストリートピアノのそばに並んでいなくても、演奏したい人が遠くの方で待っている可能性があります。

並べばいいと思うかもしれませんが、「並ぶ場所がわからない」という物理的な問題。「演奏者の近くに並ぶと演奏者に対しプレッシャーを与えてしまう」・「並ぶのに勇気がいる」などの心理的問題があり、並ぶのにためらう方もいます。
特に初心者の方はその場に並ぶだけでも勇気がいると思います。

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同じ曲を延々と弾く(練習する)

個人的には同じ人が同じ曲を連続で演奏することは耐えれて10分と思います。

なので、ルールに合わせて1人10分だったら「10分弾いたらその場所を去る」が正しいあり方なのかなと思います。それに、カッコいいと思います。

練習の定義がすごく難しいのですが、ストリートピアノは人前で演奏する練習でもあると思うので、私は、同日に同じストリートピアノの場所で同じ曲を演奏することを練習と過程して、これをしないようにしています。

yukimi
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私は早くから、ストリートピアノの演奏者のいいモデルを見たので、その人のを参考にしています。

① アルコールしながら、ルール見る

② アルコール乾かす

③ 2曲演奏する

④ イスを整える

⑤ 去る

一連の流れがスムーズでおしゃれでした。

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演奏は上手でないといけない?

結論、下手でも問題ないです。(語弊があるといけないので、書きますが終始間違えているは別です。)
やはり、マナーとモラルを考えて演奏できる方の方がうまい下手よりも重要だと思います。

私自身も間違えたり、間違えた先から弾けなくなってしまうことがあります。
プロの人から見たら下手な人の部類でしょう。
それでも拍手いただける時もありますし、「下手」や「もう弾くな」など言われたことはありません。

とある曲のサビだけで、片手のみの演奏の人もいらっしゃいますし、皆さん今できる限りの力を出して演奏しているので賞賛されることはあっても、とがめられる所を見たことありません。

ピアノの演奏が上手であることに越したことはありませんが、上手な演奏であったとしてもマナーの悪い人に対して拍手されているところを見たことがありません。

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まとめ

ストリートピアノはマイナス面を目にする機会があると思います。

でも実際は、音楽を好きで聞いている観覧者の方がいらっしゃって、拙い演奏でも拍手をいただくことの方がとても多いです。
かっこよくない演奏者の方もたまに見かけますが、ほんの一部です。

この記事を読んでいる方はストリートピアノを弾いてみたいと思った方だと思うので、ぜひその「弾いてみたい」という気持ちを大切にどこかで弾いてみてほしいなって思います。

最初は恐いかもしれませんが、忘れられない思い出、素敵なピアノにたくさん出会えますよ☺

初心者向け
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コメント

  1. ミキティ より:

    私も全く同じ意見として、最初の頃は「演奏者に対しプレッシャーを与えてしまう」、「並ぶのに勇気がいる」で並ぶのに躊躇しまくりでし
    た。ちなみに橋本のラ・フロールのストリートピアノでは、新ルールとして、「お待ちの人がいなくても1~2まで」という嬉しい内容で「お待ちの人がいなくてもルール」が全国的になって欲しいと思います。昨日、久々にれんげの里あらいそのストリートピアノで演奏したら、利用者さんから「久々にいい音が出ていると思ったら、珍しい方が弾かれていたんですね。」「まだまだ私は右手しか出来ませんよ。」「若いから筋トレの様な感覚でしょ。」という感じで右手しか出来ない私でもストリートピアノは盛り上がるんだな、と改めて感じました。

    • サイト管理者 yukimi より:

      ミキティさん
      コメントありがとうございます♪

      並ぶのって勇気いりますよね。
      私自身もプロでもなければ、音大とか出て学んでいたわけでもないし、
      クラッシックも弾けないからアニソンを人前で弾いて不快にならないか、などストリートピアノ巡りを始めていたころはよくネガティブな感情を思っていました
      (うまい人以外はひいてはいけないという声もネット上にはありましたしね)

      でもいざ弾いてみると拙い演奏であっても、途中で曲が止まってしまっても拍手をいただくことがあったり、
      お礼を言われたりする機会があるので自分が思っていたストリートピアノに対してのイメージとは違うのかなって思います。
      ネット上の声とリアルの場所の声はストリートピアノにおいては違うのかもしれませんね。

  2. ミキティ より:

    訂正
    「お待ちの人がいなくても1~2まで」→「お待ちの人がいなくても1~2曲まで」

  3. ミキティ より:

    確かにネット上の声とリアルの場所の声は違うと感じます。yukimiさんはバッシング経験が無さそうで羨ましいです。私は最初の頃から、両手+ペダリングの演奏を見てきたあまり、知恵袋に「ストリートピアノでは、片手演奏もアリですか。」の回答が加古川の撤去もあってなのかバッシングコメントで「両手でノーマルに演奏出来るまではストリートピアノに来ないで欲しい」等とあったからです。私も早くからこのサイト存在を知っていれば良かった?と思いました。

    • サイト管理者 yukimi より:

      ミキティさん

      コメントありがとうございます。
      私は面と向かってのバッシング経験はありませんが、素通りする人の中には「多くの人がいる中でストリートピアノで弾くとかありえない」など思う方もいると思います。
      批判コメントでいう「プロ意外弾くな」や「クラッシックが弾けないやつは弾くな」「ミスはありえない」という意見もあるわけで、
      そのコメントでいうと、私は該当します。

      プロの人でも「技の見せつけが嫌」とか書かれているので、
      上手であろうがなかろうが、誰もがバッシングを受けているんです。

      何かを始めれば、反対する人はいますので、
      あとは、「自分がやりたいかどうか」だけだと思います。
      ミキティさんも片手の演奏だけど、今ストリートピアノを弾いているのは「そこで弾きたいから」だと思います。

      ネガティブな意見を聞く事ももちろん大事だと思いますけど、
      それだけで自分のやってみたい事を辞めてしまうのは正直もったいないなって思います。
      やりたい事に出会うことなんて、そんなに多くないですし。

      本当にストリートピアノが不必要なら、その場所からなくなっていきます。
      それまでは、ルールを守って楽しんだらいいのではないかと私は思います。

  4. ミキティ より:

    本当に臆病者でごめんなさい。
    (↑流行り曲可愛くてごめん調)
    一番は私は住宅事情からピアノが置けない為、ストリートピアノを演奏したいのですが、そのストリートピアノが撤去になり、「撤去原因はあのワンハンドの演奏者のせいだ!」という様な白い目で見られることが怖いからです。また私はピアノの一番高い1オクターブ分の鍵盤の音色がオルゴールの様なセクシーな音色でキンキンしていて大好きなので、音色にアレンジしたい時に活用していますが、やはりそこにピアノの音色が嫌いな人が通り掛かって騒音と解釈されることを恐れて人目が無い時を狙ってピアノに向かっていた時もありました。そもそも通りすがりの人達には「私はピアノの音色が好きです」あるいは「私はピアノの音色が嫌いです」という様な名札を着けていませんよね。

    • サイト管理者 yukimi より:

      ミキティさん

      コメント返信ありがとうございます♪
      私もピアノが置けませんw(電子ピアノはありますが…)
      なので、ストリートピアノという環境は本当にありがたいです♪

      もし、自分の家にピアノがあるのであれば、今みたいにストリートピアノはたぶん弾いていないんじゃないかなと思います。
      ピアノが家になかったから「普段弾く事のできないピアノが演奏できる」ということや「様々なデザインされたピアノに出会える」というストリートピアノの良さを知ることができたんだと思います。

      撤去原因についてですが、撤去の原因がもし自分にあるのだとしたらその場所では弾かずに、自分でも弾ける場所を探すかなーって感じです。
      もし全くないということであれば自分でも演奏できる場所を作ると思います。
      運営側になれば演奏できる可能性はありますよね

  5. ミキティ より:

    捕捉
    でも人柄が良い場所のストリートピアノでは、リピーターになりたくなりました。

  6. 高田敏雄 より:

    私は「エリーゼのために」を、間違いながらゆっくりとなら弾ける程度です。
    テレビでも実物でも音楽関係の人やすごく上手い人の演奏ばかりで、自分のレベルで弾いたらまずいのではないかと、今まで弾いたことがありません。
    一度、どこかのストリートピアノに照準を当ててそれなりに練習しておき、挑戦してみたいです。
    ちょっと言いたいのは「ルール」とやらがやたらと細かく厳しいように思います。常識の範囲内でやればそれで良いと思うのですが。常識のない人がいるのでしょうか?液体の入った容器をピアノの上に置くのは絶対ダメですが、重くないかばんを置くくらい良いと思うのですが、なぜいけないのですか?ほとんどの家ではピアノの上にそれなりに物を置いていると思います。

    • サイト管理者 サイト管理者 より:

      高田敏雄 さん
      コメントありがとうございます。
      私も1年前までは上手な方の見ているだけでした。
      ぜひ、どこかのストリートピアノでデビューしてみてください。
      きっと良い思い出になると思います。

      ルールについてですが私も最初はルールが事細かにあり厳しいと思う事がありました。
      ストリートピアノを巡っていると色々な人がいることを知ります。
      もちろんルールがなくても常識の範疇でできる人もいるのですが、ルールを無視する常識のない方も残念ながらいます。
      なので、ストリートピアノスポットではルールを設けられたのだと思います。

      「ピアノの上になぜ物を置いてはいけないのか」という点についてです。
      ピアノに対しての捉え方の点が違うと私は思います。
      高田さんのおっしゃるように、「自分のもの」であればものを置くのも自由と思います。
      しかし、ストリートピアノは自分自身のものではないので、運営側・聴取側のバランスがあって成り立っています。

      これら2つの視点で私はピアノの上に物を置くべきではないと考えます。
      ・運営側の視点
      ・聴衆者の視点

      【運営側の視点】
      ストリートピアノは誰かから寄贈されています。
      廃校になった学校や個人で弾かなくなったピアノなど様々です。
      また、音も調律がされ色々な方が演奏者が楽しく弾けるように、聴衆者がその場所を気に入ってくれるようにと色々と管理をされています。

      ストリートピアノの設置で多いのは駅や商業施設です。
      中には市役所や公共施設にも設置されており、ストリートピアノに対してのクレームの声などがあると思います。
      ストリートピアノをやめる(撤去する)というのは続けるよりも簡単だと思います。
      それでも続けているところを見ると、ストリートピアノという文化を大切にされていると思います。
      そのことを考えると「ピアノの上にかばんを置く」や「飲食しながら演奏する」ということは私は出来ません。

      【聴衆者側の視点】
      ストリートピアノが撤去される理由の一つに「演奏者のマナーの悪さ」があります。
      マナーの悪さが改善されれば、ストリートピアノが撤去されるリスクが一つ減ります。
      「ピアノの上に物が置いてある」ということが「マナーが悪い」と思う方もいるかもしれませんよね。
      「ストリートピアノカッコいい。私もいつかやってみたい!」って思ってもらうような演奏できたら最高じゃないですか?

      そのためには、「マナーが悪い」と思わせないようにする姿も大切だと思います。

      実際、私は素敵な演奏する人=マナーも所作も素敵な人というのが多いです。
      演奏技術を真似るのは難しいのですが、その人のストリートピアノに対するふるまいなどはマネできるので、
      「なんかこの人素敵だな」って思えたら真似をするのはおススメです。

      長くなりましたが、ピアノの上に物を置いてはいけない点について私の考えを書かせていただきました。
      色々ある考え方の一つとしてとらえていただけたら嬉しく思います。

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